HOME > 工作

振動モーターの錘(おもり)の外し方


振動モーターは、携帯電話のバイブレーションなんかに使われている、オモリの付いた小型モーターです。
電気街に行けば入手可能です(50円~から売っています)
大阪日本橋なら、デジット(電子部品屋)が安いかな?

左下2個が振動モーター(左上2個がオモリを取り外したモーター)↓

オモリが付いているモーターはあまり使い道がありませんが、オモリを取り外した小型モーターは模型などに組み込めるので非常に便利です



という事で、オモリの外し方を考えてみました


 取り外し方法

オモリは、手では外せません!
-ドライバーでこじるとか、バイスに挟んで強引に引き抜くとか、いろいろ方法はありますが、モーターへのダメージが大きいです(経験済み・・)
専用の治具なんかがあれば一番いいのですが・・

ということで、今回はプーリー抜き(工具)と同じ原理で出来ないか考えてみました

まずは、モーター軸を押さえつけるの治具の作製です
いらなくなったデザインナイフの刃で作ってみました

替え刃には真ん中に穴が開いている物も存在・・

今回使う治具は、ハンマーで叩いて使うので強度的に考えて、穴が無いものが理想。
怪我防止の為、刃の部分は切断しておきます。反対側も鋭角な部分を作る為、切断。

切断する場合、ペンチやプライヤーで挟んで折り曲げ切断(パッキっと割れます)

【注意】
刃先が飛ぶ場合があるので、保護メガネ等の防御が必要!上から布などをかけるのも有効です


ある程度大きなモータならば、-ドライバでもOK




次に用意するのは、栓抜き(缶きり)

又は、U字型の切れ込みがある鉄板
これはデスクトップパソコンの拡張ボードの金具です




そして、栓抜きをクランプで机に固定

又は、




振動モーター錘部分をU字部分にセット








デザインナイフの替え刃で作製した治具をモーターの軸に当てつけ、上からハンマーで慎重に叩きます(治具は鋭角な部分をモーターの軸に当てつけます)


ある程度大きなモータならば、-ドライバでもOK




こちらが、オモリが外れたモーターです



上のモーターの軸径は0.7mmで、治具の厚みは0.5mm
治具は割れるまで、何度も使用可能です。


今回使用した工具



 番外1

いらなくなった小型モーターをばらしてみた

構造は一般的なモーターと一緒でした
だけど小さいです!(カッティングシートの1マスは10mmです)

振動モーターの外装(ゴム?シリコン?)は容易に外せます




 番外2

1/144スケールの模型にモーターとLEDを組み込んでみる。


透明の線は、ファイバー線。








 番外3

1/144スケールの模型にモーターを組み込んで、PWM制御してみる。






プロペラとモーター軸の間に熱収縮チューブをかまし、抜けにくくしています。


PWM制御はマイコンで行い、可変抵抗(ボリューム)で回転を調整します。


PWM制御することにより極低速回転が可能になります。(鉄道模型にも応用可)


参考回路図(PICを使うよりアルディーノあたりを使った方が楽かも)
モーター電圧は少し高めで動かします。

モーターの定格が3Vだったら5Vぐらいをかける(デューティー値に注意)


以下は、PICプログラムです。


 list      p=12f675
 #include <p12f675.inc>
 errorlevel  -302
 __CONFIG   _CP_OFF & _CPD_OFF & _BODEN_OFF & _MCLRE_OFF & _WDT_OFF & _PWRTE_ON & _INTRC_OSC_NOCLKOUT

;\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\
cblock 0x20
TA1
TB1
TC1
TC2
endc

;\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\
ORG 0
      
;\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\
MAIN
 BSF    STATUS,RP0              ;バンク1へ
 MOVLW  b'00001001'
 MOVWF  TRISIO
 MOVLW  b'00010001'             ;FOSC16/101  FOSC8/001 & ANピン指定
 MOVWF  ANSEL
 BCF    STATUS,RP0              ;バンク0へ
 CLRF   GPIO                    ;ポートクリア
 MOVLW  b'00000001'             ;CH-AN00 AD_ON
 MOVWF  ADCON0 
;\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\ 
LOOP
 CALL   TIMEA                   ;充電待ち
 BSF    ADCON0,GO               ;変換開始

LOOP1
 BTFSC  ADCON0,GO               ;変換終了待ち
 GOTO   LOOP1
 
 MOVLW  B'00000010' 
 MOVWF  GPIO                    ;モータON
 CALL   TIMEB
 MOVLW  B'00000000' 
 MOVWF  GPIO                    ;モータOFF
 CALL   TIMEC
 GOTO   LOOP

;\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\
TIMEA                           ;充電時間ウエイト
 MOVLW  D'12'
 MOVWF  TA1
A1
 DECFSZ TA1,F   
 GOTO   A1              
 RETURN

;\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\
TIMEB                           ;モータONウエイト
 MOVF   ADRESH,W                ;A/D
 MOVWF  TB1
B1
 DECFSZ TB1,F
 GOTO   B1
 RETURN

;\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\
TIMEC                           ;モータOFFウエイト
 MOVLW  D'20'
 MOVWF  TC1
C1
 CALL   C2
 DECFSZ TC1,F
 GOTO   C1
 RETURN
C2
 MOVLW  D'255'
 MOVWF  TC2
C3
 DECFSZ TC2,F
 GOTO   C3
 RETURN

;\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\


END



▲ページトップに戻る